きっかけは、twitter であったこちらの一件。
そういえば「高校のときにどんな勉強をしていましたか?」みたいな質問をしてくれた方がいたんですが、すっかり返信忘れておりました。ようやく思い出して返信しようと思ったのだけれど、通知のはるか彼方にいってしまい・・・。
— tsujimotter ロマ数本好評発売中!! (@tsujimotter) 2016年2月29日
元々の質問のツイートはどこかへ行ってしまったのですが、良い機会なので自分の勉強法を思い返してみようと思い、ツイッターに思うまま投稿していました。連ツイ(自分にリプライを返して、ツイートをつなげて投稿すること)の形でまとめていたのですが、ブログの記事にもまとめたいと思います。
今回の記事はいつもと違い、ツイートをそのままブログに貼り付けて記事にしています。リプライ元のツイートが表示されて、ちょっと読みづらくなっているかもしれませんが、ご勘弁ください。
質問してくれた方、たぶんツイートを見てないと思うけど、せっかくなので自分語りします。高校のときにはほとんど勉強してなかったです。強いていえば、授業をちゃんと聞くくらいで。そのせいで、高3の微分積分でついていけなくなりました。現役のときに大学受験に失敗したのはこれが原因かも。
— tsujimotter ロマ数本好評発売中!! (@tsujimotter) 2016年2月29日
高校のときはまともに勉強してなかったので予備校のときの話を。予備校時代は、自分にピッタリの勉強法に出会って学力はずいぶん上がりました。どういう方法かというと「自分用のまとめノート」を作るんです。
— tsujimotter ロマ数本好評発売中!! (@tsujimotter) 2016年2月29日
化学で教えてもらった方法なんですが、ノートは下書き用と清書用の2冊を用意します。
授業のときは先生の話を漏らさず「下書きノート」に書き留めます。家に帰ったらゆっくりと清書用のノートに書き写します。そのとき、単に移すだけじゃなくて、自分がわかりやすいように話を再構成して、自分の言葉で書き直して清書するんです。
— tsujimotter ロマ数本好評発売中!! (@tsujimotter) 2016年2月29日
だんだんノートがたまってくると、楽しくなってきます。一回休むと、その箇所だけ穴が空くので、休めなくなります。
— tsujimotter ロマ数本好評発売中!! (@tsujimotter) 2016年2月29日
さらに、面白いトピックを自分で見つけたら、それを関連する項目の近くに追加していくんです。コレクションがどんどん増えていくイメージですね。これは中毒性がありますよ。笑
実は大学に入ってからもこれを続けていました。大学に入ってからは化学じゃなくて数学のノートなんですが。これでずいぶん数学が好きになったと思います。今いろいろ書いているブログは、その延長線上で、手元のノートとオンラインの違いです。僕の「日曜数学」は予備校のときから続いていたんですね。
— tsujimotter ロマ数本好評発売中!! (@tsujimotter) 2016年2月29日
以上「tsujimotterは、高校時代から今までどんな風に数学を勉強してきたか?」でした。余裕がないと答えられないかもしれませんが、何か質問があればお気軽にどうぞ ^_^
— tsujimotter ロマ数本好評発売中!! (@tsujimotter) 2016年2月29日
という感じでした。
せっかくなのであの頃使っていたノートをご紹介。
この予備校の先生は有名な方なので、同じようなノートを作っていた方は、結構多いかもしれません。「理論科学」「無機化学」「有機化学」と分類していて、それぞれ vol. 1 からはじまって、化学だけで計10冊。笑
(「有機化学」は実は vol.2, vol.3 もあります)
中身はこんな感じです。
こんだけ力を入れて作ったものですから、当然愛着もあり、受験が終わって10年近く経ちますが、未だに手元に置いています。実は、たまにアップデートしています。笑
たしかこのページは去年あたりに追加したはず。笑
数学の方はこんな感じにファイルにまとめています。
これは「幾何」のファイルですが、ほかにも「解析」と「代数」があります。
(いわゆる大学数学の3分類に合わせています。)
中身はというと、こんなのとか。
「鳩ノ巣原理」を使う問題。これは旧ブログの記事になりました。
「ベンローズタイル」とか。
「ベルヌーイ数」はこのころから大好きだったのですね!
こんな感じです。参考になりますでしょうか。
1つ言えることは、このように今でもずっと続けているぐらいですから、この勉強法はほんとに中毒性があるんでしょうね。おかげで数学が大好きになりました!一度ノートにまとめると、そう簡単には忘れないのもポイントです!
twitterでの質問をきっかけに、私の「日曜数学」のルーツを知ることができて、とても良い機会になりました!
それでは今日はこの辺で。
追記:
最近「人に説明していると勉強になる」ということを実感していますが、よくよく考えると自分を他人に見立てて同じように適用できるんですよね。ノートに清書している段階で、自分を他人と思って、その他人に対して説明するようにノートを作っているんです。それをしているうちに自分がよく理解していなかったことを再発見できるんですね。やっぱりこの勉強法いいな、と改めて思いました。
参考文献
予備校のときの「化学」の先生の著書。同名のサテライト授業には大変お世話になりました。
- 作者:亀田 和久
- メディア: 単行本
亀田の入試化学突破のバイブル〈有機・無機編〉―代々木ゼミ方式
- 作者:亀田 和久
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 単行本