tsujimotterのノートブック

日曜数学者 tsujimotter の「趣味で数学」実践ノート

続・691 に心惹かれる理由

前回:691 に心惹かれる理由 - tsujimotterのノートブック


前回の記事では、 691 という数が登場する、3つの不思議な定理について紹介しました。

前回紹介した定理たち:
a.  \tau(n) \equiv \sigma_{11}(n) \pmod{691}
b. ゼータ関数  \zeta(12) とベルヌーイ数  B_{12} の分子に  691 が現れる
c.  691 は非正則素数である( \mathbb{Q}(\alpha_{691}) の類数が  691 で割り切れる)


b. を使って c. が示せるというクンマーの理論については、前回もご紹介しましたが、a. に関しては b. や c. とは何の関係もないように見えます。「一見無関係な場所に  691 という素数が突然現れるのは、不思議である」というのが前回の記事の主張でした。


ところが、よくよく調べてみると、b. を使って a. が示せる ことが分かりました!!

というのが、今回お伝えしたいことです。

結局のところ、691の特徴は「ベルヌーイ数の分子に現れる最初の非正則素数」ということなのでしょう。

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