こんにちは。最近数学をする時間がとれなくてもやっとしているtsujimotterです*1。ちょっとした気晴らしに小ネタを書きたいと思います。
*1:「数学する時間がとれない」というより「数学はしているけど,ブログを書いている暇がない」かもしれません。今,書きたいブログ記事が6個くらい溜まっています。
秋といえば数学の秋!
この秋は、あまりにもアマチュア数学関連のイベントが目白押しだったので、ただただ備忘録的にまとめてみました!
(私の知っている限りなので「このイベントが足りないよっ」とかご要望があれば気軽に @tsujimotter に言ってくださいね〜。載せたり載せなかったりします。)
日時:9月10日(土)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(小田急線参宮橋徒歩10分)センター棟
主催:数学のお兄さん&狡猾な狐さん
ここ最近の和歌の盛り上がりを更に盛り上げるべく、9月10日(土)に数学のお兄さん(@asunokibou )と「数学×和歌」イベントを開催することが決まりました!
— 狡猾な狐@9/18伝道師になろう (@wreck1214) August 26, 2016
奮ってご応募下さい!https://t.co/BGut9wXSdZ pic.twitter.com/vf8avcLDKc
日時:9月11日(日)
場所:東京都渋谷区 笹塚区民会館 和室
主催:そくらてすさん
math-tea-house.hatenablog.com
日時:9月18日(日)
場所:台東区入谷「Sooo dramatic」
主催:@dend0619
【申し込みフォーム】 #伝道師になろう 次回9月18日(日)に開催予定の第4弾へ参加を希望される方は、以下のフォームからお申し込みください。今回はFacebookではなくこちらで募集いたします。https://t.co/qM3VcGEvCs
— 伝道師になろう@第4弾9/18 (@dend0619) August 23, 2016
日時:9月24日(土)
場所:
【次回予定】【第二回圏論】【9/24開催!】
— 数学カフェ (@mathcafe_japan) July 7, 2016
次回の数学カフェは、圏論第二回として、数学者の方(@nolimbre さん)、数学科の学生の方(@piano2683 さん)に、研究での使われ方などをお話ししていただきます。(内容のご希望もお寄せください!)
お楽しみに!
日時:9月24日(土)
場所:Sapporo Cafe
主催:@tsujimotter
日時:10月1日(土)
場所:東京のどこか
主催:キグロさん
https://www.facebook.com/events/858311494303516/ (←追記しました!)
日時:10月22日(土)公開
場所:映画館(詳しくは下記)
kiseki-sushiki.jp
終わってしまいましたが、夏休みにはこんなイベントも実はやっていました。
せっかくなので紹介します。
参加できなかったけど「来年こそは!」という方は、要check it!! です!
せっかくなので、私が発表したスライドを貼っておきますw
「趣味で数学を愉しむ行い:日曜数学」の楽しさを伝道してきました!
上のイベントで英気を養って、ぜひみなさん、一緒に「日曜数学」しましょう!
こんばんは。今日は簡単な記事を書きたいと思います。
インテジャーズさんの以下の記事:
integers.hatenablog.com
でこんなことが書かれていました。
と が実際にWieferich素数であることを証明しようと思うとき、愚直にコンピュータで を計算して実際に で割り切れることを確認するという方法があるでしょう。
誰かに および
の数値を教えていただいて、ここに掲載したいという願望がありますが、とりあえずコンピュータの知識がない私には計算できません。
これはやるしかないですね。笑
ということで,2つの Wieferich 素数に対応する Wieferich 商
を計算したいと思います。
「接吻数問題」という数学の問題があります.なんとも変な名前の問題ですが今日はそのお話です.
実は今回のテーマは,私が1年半前に書いた 691 の記事 に深く関連しています.私のブログでしばしば取り上げている「ラマヌジャンのデルタ」や「保型形式」といったトピックにも深く関連しています.
上記をブログで書いた当初は,今回のテーマ(特に「リーチ格子」について)はまったく理解していませんでした.調べても調べても私が理解できる解説に行き当たらず,諦めて断念してしまっていたのです.
ところがついさっき,ふと調べ直してみたところ,当時どうしても理解できなかった概念が,なんともすっきり理解できてしまいました.これまでの蓄積した知識が数珠つなぎ的につながったような不思議な感覚でした.
「これはブログにまとめるしかない!」と思い立って,興奮を抑えつつ(あまり抑えきれていませんが)この記事を書いています.
小難しい話も入ってきますが,とてもわくわくするトピックだと思いますので,ぜひご覧ください!
続きを読む最近こんなニュースが話題になっているようです。中国人の一般男性が「カーマイケル数」を導出する方法を再発見した、とのこと。
news.livedoor.com
一部引用すると
河南省の青年・余建春さんは短大卒でここ数年は、アルバイトで生計を立てている。そんな余さんは数学が大好きで、「カーマイケル数」を導く新たな計算法を発見したという。米ミズーリ大学の数学者は、「この計算方法で、正しいカーマイケル数が導けることを確認できれば、大発見」としている。中青在線が報じた。
とのことです。
CNNの記事もみつけました。どうやらこっちが元ネタのようです。
edition.cnn.com
実は、これらのニュースで登場する「カーマイケル数」が、前回投稿したばかりの「フェルマーの小定理」と非常に縁が深いのです。これはよいタイミングだなと思いましたので、今回はカーマイケル数についてご紹介したいと思います。
続きを読むご無沙汰しております。約3ヶ月ぶりの投稿です。
4月より職場がかわったのですが、仕事に慣れるまでに期間がかかってしまい、ブログの更新が滞っておりました。その間も日曜数学は楽しく続けておりましたので、少しずつブログの方でも公開していけたらと思います。
久しぶりの記事のテーマは「フェルマーの小定理」です。フェルマーの小定理と言っても、よく知られるような数論的なものではなく、群論的 なフェルマーの小定理の類似物です。実は、フェルマーの小定理は群論的にも考えることができるんです。しかも、その証明の方法が巧妙で面白い。
今回の記事は、群論をちょっとだけかじったことがある、少し前の私のような人を想定した記事です。知らない人にはちょっと難しいかもしれませんが、雰囲気だけ追ってもらって、数学的な発想の面白さを共感してもらえたら嬉しいです。
なお今回の記事では、テーマがフェルマーの小定理ということもあって、素数が多々登場します。 という記号はすべて、素数を表すためだけに用いたいと思います。
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