11月5日、6日は、サイエンスアゴラ2016に「日曜数学会」として参加してきました。
11/5(土)11/6(日)の二日間、サイエンスアゴラで #日曜数学会 が出展します。ロングverの日曜数学会を行う予定で、私は両日11時から登壇します。都立産業技術研究センターM2階「趣味で数学をしよう!」でお待ちしていますhttps://t.co/ujp8IVi4jT pic.twitter.com/8qjLNLIF5O
— tsujimotter (@tsujimotter) 2016年11月4日
tsujimotter は2日間、これまでの日曜数学の活動をまとめた発表をしました。
1日目のタイトルは「日曜数学20連発」、2日目のタイトルは「日曜数学25連発」。
自分で言うのもアレですが、かなりの自信作です。笑
SlideShare にアップロードしましたので、ぜひ以下のスライドをご覧ください。
これまであまり日の目をみなかった作品も一通り紹介することができました。以下に25(+1)連発のリストを紹介します。
1. 数学ノート
2. 40 – 32 ÷ 2 = 4! の一般化
3. tsujimotterのノートブック
4. プログラマブル電卓
5. 代数学の基本定理の証明
6. 有理数に収束する級数
7. Heptadecagon
8. 折り紙と放物線
9. 折り紙と3次方程式
10. リーマンの素数公式可視化アプリ
11. 素数階段(物理)
12. リーマンのゼータ関数で遊び倒そう
13. 見えるゼータ関数
14. 触れるゼータ関数
15. 食べられるゼータ関数
16. ゼータ36○
17. ゼータ関数 + Oculus Rift
18. Turing Machine
19. 基本領域ゲーム
20. Primes of the form: X^2+nY^2
21. ガウス素数の星座
22. 日曜数学会
23. ほかにもいろいろ数学イベント
24. アドベントカレンダー
25. ネット上の出会い
26. 2017 =
日曜数学を通して作った作品について「自分がどんなところに面白さを感じ、何のためにこの作品を作ったのか」という点を軸にお話ししました。
既に日曜数学を楽しんでいる方はもちろん、これから日曜数学をはじめてみたいと思う人たちへ向けたメッセージを織り込んでいるのもポイントです。
2日目には、日曜数学のきっかけとなった「数学ノート」も展示しました。たくさんの人が食いついてくれてうれしかったです。
twitter 上の反応をいくつかご紹介します。
今日勢いで買ってしまったものたち
— 風巻 (@ShimakiWing) 2016年11月5日
tsujimotterさんの言ってた数学のネタ帳作りたくなったから、
・格子目のレポート用紙(図が書きやすそう)
・キャリングドキュメント(紙を分けて入れられるらしい)
・シャーペン(ネタ帳専用の欲しかった)
を買ってしまった
ザ・形から入る人 pic.twitter.com/TGhVCnlxjI
早速、数学ノートを買ってくれたようです!
tsujimotterさん「300年も数学の知識がアップデートされないのはどういうことかと思いますよね」
— mattyuu (@mattyuu123) 2016年11月6日
たしかに、300年前の数学までを中学、高校で習って、嫌いだ、つまらないって言ってたら現代の数学が可愛そうでよね。
現代数学「僕もちゃんと成長してるんだよ!」#日曜数学会 pic.twitter.com/tKQkaYW5br
「現代の数学がかわいそう」は、まさにそうだなと思いました!
当日は、2日間ともたくさんの人に聞いてもらえて、とてもとても楽しかったです。
ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
印象的だったのは、MathPower の参加者が多数日曜数学会ブースに足を運んでくれたことでした。「MathPower のイベントがきっかけで数学熱が再燃した」とのことで、あのイベントにはそんな効果もあったのだなぁと、発見がありました。
日曜数学会ブース自体も大いに盛り上がり、もちろん私のプレゼン以外にも、楽しいこと・嬉しいこと・感動したことなどなどたくさんあったのですが、残念ながら今はこれ以上書く体力がありません…
おやすみなさい。
最新作:2017 =
おやすみなさい、といいつつもう少しだけ。
サイエンスアゴラの発表に合わせて 最新作 を作りました。その名も 「2017 =」 です。
一般に「 型素数を 次の円分体まで持ち上げると完全分解する」という円分体の素イデアル分解法則が知られていますが、それを7角形によって図的に示した作品です。
加藤和也先生の「数論への招待」という本に、三角形( 型素数・ 型素数)や五角形( 型素数)の例は載っていたのですが、7角形の図はありませんでした。おそらく誰も見たことはないのではないでしょうか。
- 作者: 加藤和也
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2012/11/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 7人 クリック: 187回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
個人的には非常に面白い作品だと思っているので、またの機会にじっくりご紹介したいと思います。
告知
ちなみに今週末は数学カフェというところで発表してきます!
第17回数学カフェ|EventRegist(イベントレジスト)