この記事は おうちハック Advent Calendar 2014 の 14 日目の記事です。( 13 日目:SparkCore と MEANスタックで作るおうちハック(Adventure calendar))
ふだん tsujimotter は数学の記事を書く事がおおいのですが、一応本職は情報系です。今回は、@yumu19 さんの「おうちハック Advent Calendar」に参加して、久しぶりに技術系の記事を書きたいと思います。
【悲報】 #おうちハック まだやってない。。。
— tsujimotter (@tsujimotter) December 12, 2014
とりあえず、記事を書いてから開発を始めるという、新たな反転ハックを思いついたので実施中 #おうちハック
— tsujimotter (@tsujimotter) December 12, 2014
さて最近、健康診断にいったらコレステロールが高いと言われました。食生活が偏っているせいです。
無性に野菜が食べたくなるときがありますが、きっとそのせいでしょう。身体が野菜を欲しているのです。
あー、野菜が食べたい。
そうだ、家で野菜栽培をすればよいのか!
実は、前々からLEDを使った野菜工場の話に、関心があってですね。
こんな本を買ったりしてたわけなんですよ。
- 作者: 高辻正基,森康裕
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2011/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 10回
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最近、こういう記事も見たので。
なんとなく、こういうことをやってみたいなと思っていたのです。
ちょうどよい機会なので、 #おうちハック で家に野菜工場を作ればよいのだ、と思い立ちました。
LED栽培キット
早速「LED 栽培」で調べてみると、
ほうほう、キットが売っているのか!
おう、これなんか良さげ!
おー、一万円でかえるのか!
それに、紹介文を見てみると、いろいろと楽そうだな。これならズボラでも出来そうだ。
早速ポチッと。
収穫と蒔いた種と
届いた。
おおー。これはおもろい。
内容物。
種(20個入り)。
なんか、BB弾みたいですね。
さっそく水を入れて動かしてみる。右の方は液体肥料。
種はスポンジの上に乗せるらしい。1スポンジにつき2粒。
できた!
スイッチオン。
おお!!LEDついた!!
かっこええ!!めっさ光っとる!!
これで、一ヶ月もすれば、野菜が食べれるのか・・・。
(ぽわーん)
イメージ図
収穫が楽しみだなあ・・・。
・・・
・・・って、これじゃキットを買っただけで、おうちハックしてない じゃないか!
うーん。LED野菜工場キットが届いたけれども。何をしよう。
そうだ。きっと成長過程を確認したくなるはずだな。出張で留守のときも気になるから、外出先からもチェックできるようにしたいね。
よし、写真を撮って自動でクラウドにアップロードできるシステムを組もう!
というわけで、タイトルと全然関係ないですが、成育過程をクラウドから確認できるシステム「野菜工場監視システム」を #おうちハック したいと思います。
野菜工場監視システム
必要なものは以下の2つ。
・ウェブカメラ
夜暗くなっても撮れるように、赤外線投光タイプのものを用意しました。これで24時間撮影可能です。
ハンファ・ジャパン 300万画素赤外線WEBカメラ DC-NCR300U
- 出版社/メーカー: ハンファ・ジャパン
- 発売日: 2014/03/14
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・サーバー
とりあえず簡単に動きそうな Mac book air でまずは実験。
APPLE MacBook Air 1.3GHz Dual Core i5/11.6"/4GB/128GB MD711J/A
- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2013/06/11
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基本的な方針は以下の通り。
サーバーが1時間に1回スクリプトを起動して、つながっているウェブカメラでパシャリ。画像を保存して、Dropboxのフォルダに保存。あとは、Dropboxが勝手にアップロードしてくれるので、それをウェブから確認。
という非常に単純な仕組みで動かしています。
シンプルイズベスト。
ウェブカメラの画像処理は、RubyからOpenCVを使って行います。(理由は、一番手っ取り早そうだったから。)
Ruby-OpenCV の環境構築
$ ruby -v ruby 2.0.0p481 (2014-05-08 revision 45883) [universal.x86_64-darwin13]
Ruby と OpenCV の環境はこちらを参考にしました。というかほぼそのまま。
画像処理のスクリプト
画像処理の Ruby スクリプトはこちら。ものすごく簡単。
注意点は1つだけ。カメラを起動するときに時間がかかります。起動直後すぐに撮影すると、真っ暗になってしまう。
そこで(このやり方で良いのかわからないけど)数秒 Sleep を入れて、待ち時間を入れてあげる事でこれを解決しています。
あとは、cron か何かで一定時間毎にスクリプトを起動するだけです。
撮ってみた
パシャリ。
うん、まだ生えてない。笑
暗くしてみる。
LEDついてたら、あんまり暗視カメラの意味ないですね。今度暗くなったときにでも撮ってみよう。
今後の展開
さすがにうちの Mac book air を置きっぱなしにするわけにはいかないので、Raspberry Pi さんに置き換えたい。
・Raspberry Pi
Raspberry Pi Model B (512MB)本体のみ
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今回いちばん収穫だったのは、OpenCV を Ruby から動かすのが非常に簡単だった事ですね。ここまで楽なのか、と。あと、カメラ回してみたら意外とフレームレートがよかった。
ってあれ、タイトルなんだっけ?笑
Arduino とか使って、LEDをいじってやろうかと思ったのですが、一回野菜つくってみないとよくわからないですからね。
はい、というわけで #おうちハック と言うにはいささかお粗末だったような気もしますが、これにて14日目を終わりにしたいと思います。(やっつけすぎてごめんなさい。。。)
明日は tokuhisa_f さんの記事 です。お楽しみに〜♪